第2回 燃費



燃費向上は、ライダーにとって永遠のですね。。(=゜ω゜)
新車などであれば、向上させる手立ては添加剤や部品交換などしかなさそうですが、
ボロ単車であれば話は別!

この燃費の悪さはどこからくるか…
どこをどう直したら、燃費が上がるか…
ここを直したのに、燃費が向上しなかった…


といったことに日々頭を悩ませていることでしょう。。「(´へ`;ウーム

今回のコラムでは、燃費向上へ向けて、まずはバイクの仕組みを考えて見ました!(^-^")/
まずは、バイクはどうやって動くのか?!です。
バイクが動く順序を見てみましょう。

1.ガソリンを送る
2.ガソリンと空気を混合
3.爆発
4.ピストンを押す
5.ギアが回る
6.チェーンが動く
7.タイヤが回る

簡単に言えば、これぐらいでしょうか。。
つまりは、燃費はこの6項目の中に無駄があると、悪くなると考えられます。

1.ガソリンを送る

タンクからキャブレターまで送る経路(タンク→コック→ホース→キャブ)です。
いかにエンジンが好調でも、ガソリンがなきゃ走りません。
"灯台下暗し"になりやすいので、注意しましょう。
ここが原因で燃費が落ちる場合は、ガソリンの漏れが挙げられます。
タンクが詰まってる場合は、混合気が薄いorガソリンが送られない原因になり、始動困難などに繋がります。

原因として、コックが故障、ホースの亀裂などが挙げられます。
コックやホースに問題があると、ガソリンが漏れてるので、走れることも多いですが、ガス臭くなります。
ガス臭かったらチェックしてみましょう!


2.ガソリンと空気を混合

これは、キャブレターで行われます。
混合気(ガソリンと空気の混ざったモノ)は、爆発効率に影響します。
混合気が適正なら、ロスが少なく爆発ができ、間違っていればロスが多くなってしまいます。
ここが問題で、燃費が悪くなるのは、ガソリンの割合が多い(混合気が濃い)ことが挙げられます。

原因として、同調が取れてなかったり、ジェット類に問題があったり、色々です。
この場合、スパークプラグにカーボンが付着したり、吹け上がりが悪かったりします。
なので、結果的にパワーも落ちちゃいますね。。


3.爆発

これに影響するのは、2.の混合気や、スパークプラグの寿命です。
適正の混合気と良質のスパークが必要です。
特にプラグは、3000〜5000kmで交換なので、忘れずに交換することが望ましいです。

ここに問題があると、パワー不足になります。


4.ピストンを押す

ピストンの動きが悪ければ、当然燃費は落ちます。
これは、まぁまずエンジンオイルが多い場合がほとんどでしょう。。
ピストンに問題があれば、相当大変なことになります…

回転が重い場合は、オイル量をチェックしましょう。


5.ギアが回る

ここで使われるのは、クラッチです。
ギアの歯が磨り減って、クラッチが滑っている場合、当然ロスが出てしまいます。
これは、自分でやるのはかなりの技術と知識が必要です。

回転数が上がるのに、スピードが出ない…などがあれば、ここの問題の可能性があります。


6.チェーンが動く

チェーンは、錆・伸びなどのメンテ不十分の場合、動きが悪くなります。
チェーンは簡単に見られますので、気になったらチェックしましょう。

弛みは規定内に、錆はなるべく無いようにしましょう。


7.タイヤが回る

タイヤは、当たり前ですが、前後あります。
このタイヤの動きが悪い原因として、ブレーキの引きずり、タイヤのがたつき、ベアリングの錆などがあります。

バイクを転がしてみたり、ジャッキで上げてタイヤを回してみて動きが悪ければ、
ブレーキを引きずってるか、ベアリングがダメになってる場合が多いです。
リアタイヤのがたつきは、ハブダンパーがダメになっている場合もあります。

ブレーキ引きずりの場合は、ディスクの変形や、フルード・ピストンの不整備などが挙げられます。
ベアリングやハブダンパーは、交換しましょう。
まぁ、大まかに挙げてみました。
これだけじゃないと思いますが…(^^;
あと、これら問題は、複雑に絡み合ってる場合も多くあります。
一つ一つチェックして、直していくことが望ましいでしょう。


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