チェーン・スプロケット交換


チェーンは炎天下の中、氷点下の中、雨の中、埃の中、泥を被り、吹き曝し、錆付き、
それでも、引っ張られ引っ張られ、毎日毎日酷使されています。
当然、一番メンテの頻度が高い部分ですし、重要度NO.1のパーツです。
こんなチェーン、当然長く使っていれば、伸びて伸びて使い物にならなくなってしまいます。
そうしたら、当然交換するわけです!
だいたい、2万キロぐらいと言いますが、走り方でかなり変わってくるのでしょうね。
もし、伸びっぱなしで走ってたら、、、破断!!!なんて恐ろしいことにもなりかねません( ̄Д ̄;;
自分のチェーンは、破断の危険性の高い偏伸び(片伸び?)という状態になっていたので、交換しました。。
まぁ、前回替えてから3万キロほど走ってましたからね。(^▽^;)

チェーンを交換する際、スプロケットの交換もすることが望ましいとされています。
それは、当然、チェーンを回している部分も、同じように酷使され、歯が磨り減ってしまうためです。
まぁ、純正品であると結構丈夫なので長持ちするそうですが。
ちなみに、チェーンはサイズだけ合えばリンク数は調整できますが、スプロケは番号が合ってないと取り付けられません。。
気をつけましょう(^-^;

チェーン交換は、基本はショップにお願いすると思います。
ただ、バイクジャッキがある人は、挑戦して損はないはず!
チェーンカッターは工賃と同じぐらいしますが、何度も使えるのでお財布にも優しくなってます☆(^ー^)ノ

純正
・ チェーン:428サイズ132リンク
・ Fスプロケ:17T
・ Rスプロケ:54T

428→520CONVERT
・ チェーン:520サイズ106リンク
・ Fスプロケ:14T
・ Rスプロケ:44T


●交換時期


・チェーンの長さが交換時期にきており、且つ、張りが規定範囲以上のとき

  

メーカー規定:15〜25mm

・チェーンの伸びに偏りがあるとき(破断の恐れ高し)

 


●用意する物


※520CONVERTのもの
・チェーン(EKチェーン製 520SR-X \7721 106L調整済み クリップ型)
・ドライブスプロケット(AFAM製 20408J 14T \2903)
・ドリブンスプロケット(AFAM製 10304 44T \5225)

・チェーンカッター(KIJIMA製 \2940)

・バイクジャッキ
・ソケットレンチ<8・14・17>
・メガネレンチ<12>
・六角レンチ<1/4・7/32>

・車載工具(レンチ・スパナ)
・ラジオペンチ
・パーツクリーナー
・チェーンクリーナー
(必要ならば…)
・潤滑油(必要あれば。)
・万能グリス
・軍手
(使い捨て)
・結束バンド(必要だったら)


●作業

今回、チェーンのサイズを、純正の428から520へとコンバートしてみました!
なぜかと言うと、428のサイズは、小さいためにチェーンの耐久性が低く、また、需要が低いため出回っているのが少ないという欠点があります。
対する520は、ホーネットとかVTRとかJADEとかゼルとかで使われていて、市場によく出てますし、耐久力が高いというのが特徴です。
520をSPADAにコンバートしても『特に変化は感じられない』ということだったので、替えちゃいましょう!と言う感じでコンバートしました!(*゚▽゚)ノ

で、コンバートすると、当然チェーンの大きさが変わってしまうので、基本の作業工程は取れないのです。。
通常では、始めにスプロケットを交換し、古いチェーンを切断してからまた巻いて、新しいチェーンを古いチェーンに仮に繋いで、
古いチェーンを引っ張って新しいスプロケに巻いていく、というのが基本ですが、チェーンやスプロケのサイズが違うので、それが出来ません。。(-_-;)
なので、少し面倒な作業が増えますが、まぁ大して大変じゃないので、気にしないで下さい(^▽^)/

また、チェーンを選ぶときは、クリップ型カシメ型かを注意しましょう。
クリップ型は、固定に特殊な工具が必要なく簡単に出来ますが、カシメ型はカシメ工具という高い工具が必要になります。
クリップ型は固定力がやや落ちるという欠点がありますが、普通に走る分には全く問題ないので、
普通乗りライダーはクリップ型で十分だと思います(^ー^)ノ

注!
コンバートの際の作業の流れですが、チェーン取り外し→前後スプロケ交換→チェーン装着がベストだと思います。
自分は、作業工程など考えず、気分でスプロケから取り始め、
次にチェーンを切って取り外し、新しいスプロケを付けて、最後にチェーンを取り付けました。
これだと、チェーンの取り外しがちょっと面倒でした。。(-_-;)
なので、参考にする際は、ご注意ください。。
また、チェーンは丁度106リンクのものを買ったので、リンクの減らし方は載せていませんので、ご了承願います<(_ _)>

今回は自分の流れで説明しちゃいますので、スプロケから外します!(^-^;


1.ドライブスプロケ交換

最初はフロントドライブスプロケット
これはこちらの中にあります。

上の赤丸部分の六角ボルト4つで固定されています。
たしか、8番のソケットレンチで外せました。
左上のだけ何故かネジロックされてましたが。。
右上のは、コードを止めるクリップも一緒に固定されているので、取り付けの際に注意してください。

で、外すと…

こんな感じで、スプロケとチェーンが出てきます!(^ー^)ノ
結構汚いんですよね、ココ。。
チェーンルブが跳ねて、そこに埃やら泥やら付いて、固着しています…(^^;;
せっかくスプロケを外すので、そこも掃除しちゃいます。

で、このスプロケを外すには、真ん中に付いているボルトをソケットレンチ<14>で外します!

…が!!

これが全く緩んでくれません…(ーー;)
と言うのも、緩めようとすると、タイヤが動いてしまう。。(当然ニュートラルではなく、1速に入れておきます)
仕方ないので、ジャッキアップしてみると、強い抵抗はありますが、思い切り力を込めると空転してしまう…
押し掛けしているような感じですね。。
なので、ジャッキアップを止めて下ろして、こんな感じに↓ブレーキを掛けてフレクションをかけてみました。
 
前はハンドルカバーの紐で。。(^-^;
後ろのは、近くにあったブロックを使ってみました。
手伝ってくれる人がいれば、乗っかってブレーキを掛けてもらうのでもいいと思います。
で、これで何とか外せました。C=(^◇^ ; ホッ!
因みに、ジャッキがありますが、持ち上げてはいないので、お間違いなく。。

外すと、赤錆だらけでした…( ̄Д ̄;;

で、チェーンと一緒に手前にスライドさせると、取り外し完了…って汚ねぇー!!!Σ( ̄□ ̄;)

いやぁ、予想を上回る汚さ…
しかも、完全に固まっていて、ブラシで擦る程度では全く取れてくれません…(-_-;)
仕方ないので、チェーンクリーナーをぶっかけ、しばらく待ってから、擦ってパーツクリーナーで吹き飛ばし、またチェーンクリーナーを…
を繰り返しました。。
正直、これが一番大変な作業でしたね。。(^^;;
ブラシじゃ歯が立たなかったので、−ドライバーで、傷をつけないように注意をしながら、こそげ取りました。

で、完了写真がこちら。

まぁ、だいぶマシ になりましたね。。(^▽^;)
もうこれ以上、綺麗にする気力がありませんでしたよ。。
で、赤錆 が酷いギアの部分にはグリスを塗っときましょう!…自分は忘れてしまいましたが…( ̄Д ̄;;

掃除が終わったら、新しいスプロケをはめましょう!
新しいスプロケは、形状が全然違いました!

左が古い428用の歯数が17のもので、右が新しい520用 の歯数14のものです。
520用はスリムになってますね(*^^)

歯の比較は以下のように。。

古いのはほとんど磨り減ってませんでした…(・・∂) アレ?
なんか損した気分。。
純正品は持ちが良いとは聞いてましたが、2回に1回交換すれば大丈夫なぐらいですかね。。
まぁ、今回はコンバート しているんで、替えなければいけませんが。

で、新しいスプロケを取り付けます!

新品なんで、綺麗です☆(*^▽^*)
取り付けは、何か書いてある方が手前 にくるように取り付けるそうです。
で、これをボルトで締めて、ドライブスプロケットはこれで完了!
ちなみに、このボルトには締め付けトルクは、ありません。
なぜかと言うと、スプロケが締まる方に回転していくので。。
適当に締めておきましょう!(o ̄∀ ̄)ノ



2.ドリブンスプロケット交換

フロントを終えたら、お次はリアドリブンスプロケです!
こっちは、タイヤを外さなきゃいけないので、当然大変です(^^;;

まずは、タイヤのアスクルナットを外しましょう!
これは張り調整のときと同じように、車載工具ので緩められますね。
緩めたら、反対側を固定して(17番レンチ)、ドンドン回して外しちゃいましょう!

外したら、今度はアスクルを抜きます!

…が、その前に!

チェーンの張りを一番緩めた状態にしましょう。
いつも行う張り調整のときの逆に回すと(ナットを緩める)チェーンの張りが緩みます。
ナットは、外れちゃうギリギリまで緩めとくと、作業がしやすくなります。

緩めたら、ジャッキアップをしましょう!
当てるポイントは、色々試して、いいポイントを見つけました☆(*゚▽゚)ノ

両ステップの付け根ですね。
右側がマフラーがあるので少し面倒でしたが、マフラーの上に来てからパッドを動かして位置を調整したら大丈夫でした。

ジャッキアップをしたら、アスクルナットを抜きます。
右側から叩いていくと、出てくるので、引っこ抜きましょう。

これを引っこ抜くと、タイヤが外せるようになります。

引っこ抜いた後、チェーンを外します。
タイヤを前に転がして、チェーンをできるだけ弛ませると、取り外せます。
スイングアームにでも掛けておきましょう。

こうなると、あとはリアタイヤを抜くだけです。
が、ココで注意!
ジャッキアップをあまり上げていないと、ブレーキディスクがキャリパーに引っ掛かって抜けません。。( ̄ヘ ̄;)
なので、引っ掛からないぐらいまで上げておきましょう。
そうすれば、タイヤを後ろに転がしていくだけで、取り外しができます。

そうして外したリアタイヤ。

ディスクが傷付かないように注意しましょう。。
これから、ドリブンスプロケット を取り外します!

やり方はこんな感じ↓

タイヤにまたがって、固定をします。
で、そのまま、スプロケ裏にあるナットをメガネ<12>で緩めます。
緩まればそれで大丈夫です。
写真では、スプロケ部分が少し浮いていますが、これは自分の持ってる12番のメガネレンチは、
6〜12までの便利レンチしかなく、こうした狭い場所に入ってくれないため、少し浮かして作業してます。。(^^;;
で、これを緩めたら、スプロケ部分を取り外します。
外し方は、ただ頑張って引っこ抜くだけです(^▽^;)

取り外したタイヤ側はこんな感じ↓

ハブダンパーラバー があります。
たぶんカチカチ になってるので、交換しちゃって良いと思います。
自分は発注するのを忘れていて、交換できませんでしたが…(-_-;)
まぁ、割れてたりはしていないので、大丈夫ですかね。。
次のチェーンメンテ時にでも、交換してみます(。-_-。 )ノ

で、取り外したら、今度は六角レンチを表側のボルトに差して、スプロケを取り外しましょう!

えぇ素手でやってます。。
もぅ、手が真っ黒 になりましたよ(^^;;
3,4日指の隙間が黒いままでした…

  1. で、6つあるボルトを全部外すとスプロケが取り外せます!

    ちなみに、古いスプロケの磨り減った歯は、こんな感じ↓

    尖がってますね〜
    場所によって、磨り減り方が違いましたが、何故でしょうかね。。
    偏伸びのせいでしょうか。。
    歯の違いはこんな感じ↓

    こうして見ると、チェーンの大きさが違うのが一目瞭然 ですね!

で、新しいスプロケを取り付けます!
取り付けは簡単ですね。
そのまま逆の手順で付けていくだけなので省略しますです(^ー^)ノ

 

3.チェーン取り外し

さて、遂にチェーンを取り外す時がやってまいりました!!
取り外すのには、 チェーンカッター という工具が必要です!
まぁ、カッターと呼ばれてますが、切るわけではなく、チェーンのリンクを繋ぎとめているピンを押し出して、
分断させるための工具になります。

使い方は、工具の説明書に書いてあるので大丈夫だとは思います。

片方が固定用ボルト、もう片方が押し出す用 になります。
六角レンチで締めていくと、上のように押し込まれていきます。
で、根元まで締まったら、下のボルトに替えて、また締めていくとピンが抜けてくれます。

これで終了☆
結構、簡単です(*^^)

で、切ったチェーンを引っ張って取り外しましょう。
スプロケがあれば簡単に取れると思いますが、外した後だったので、ちょっと外し難かったです…(^^;;

で、新しいチェーンと比べると、、、

色から大きさから動きから、全部違う!
まぁ、当たり前ですけどね…



4.チェーン装着

さて、いよいよ最後の皇帝工程、取り付けです!!(`0´)ノ

まず、リアタイヤを取り付けていなかったので、取り付けをします。
まぁ、難しいところは特にないですね。
ブレーキディスクを入れるときに、キャリパーにちゃんと入れることを注意するぐらいですね。
ディスクがキャリパー内に入ったら、ジャッキアップを下げていきます。
アスクルナットが入るぐらいまで下げたら、ナットを差して固定します。

新品のスプロケが輝いてますね☆(*^▽^*)
で、このリアタイヤを前の方に移動してから(チェーンが弛んだ状態 )、ナットを少し締めておきましょう。
このときは、まだ本チャンの締めはしないで下さい。(張り調整が残ってるので)

では、チェーンの取り付けに参ります!
まずは、写真のようにリアスプロケにチェーンを付けていきます。
このときは、タイヤが浮く程度にジャッキアップをしておきます。

新聞紙でタイヤをガードすること を忘れないようにしましょう。
タイヤがチェーンオイルで汚れて、スリップの原因となってしまいます( ̄Д ̄;;

で、新品チェーンの端をフロントスプロケにも付けていきます。(このときはニュートラルにしておきます)

新品のチェーンに付いているオイルは、かなり粘性が高いので、張り付いちゃいます(^▽^;)
で、これを今度は下側に通して、リアスプロケまでもっていきます。

ここで固定用のリンクの取り付けになりますが、写真を取る余裕がなくなりました。。(手を離すとチェーンが外れてしまう…)
やり方は、チェーンの最後尾がスプロケに乗るまで引っ張っていきます。
スプロケにかかったぐらいで、引っ張ってきたチェーンをスプロケに乗せます。
そのとき、最後尾のすぐ隣の溝に先頭のチェーンが来るようにします。
そうしたら、その状態で固定用のリンクを取り付けます。
取り付け方は、チェーンの箱に書いてあります(^ー^)ノ
ただ、このときはリンクを簡単に付けておいて、タイヤを回して、接続部が下の真ん中に来るようにした方がいいですね。

ちなみに、この取り付けで自分は失敗をしました…(ーー;)

リンクを取り付けるときに、指とペンチで締めたのですが、上のように締まりきってませんでした…
それに気付かず、固定用のクリップを無理やり取り付けようと悪戦苦闘し、

クリップを折っちゃいました…(_ _;)

仕方ないので、固定用のリンクだけ買ってきて、クリップだけ取り出し固定しました。。
無駄な出費 が増えてしまいましたよ。。(-_-;)
なので、そうならないように、皆さんはしっかりと押し込みましょう(^▽^;)

押し込みにはチェーンカッターを使いました。

こんな感じで、リンクの中央部分を固定ボルト で押し込みます。
上の写真よりも押し込まれてるのが分かりますかね?
白いオイルが詰まっている溝の部分が見えますね。
ここにクリップを取り付けます。

これは買ってきたリンクです。。(^^;;
これだけで630円…
しかも使うのはクリップだけ…(-ω-;)

付け方は、

外れないように結束バンドで固定しておきます。
で、ラジオペンチで押し込みます。

少し入ると、↑写真のように右側に隙間ができるので、写真のようにして再度押し込むと…

カチッ!!っと装着完了☆(^▽^)/
これにどれだけホッとしたか。。C= (^◇^ ; ホッ!
ちなみに、クリップは入れる方向が決まっています。
チェーンの動く方向(反時計回り)に開いていない方がくるようにします。
まぁ、大抵下側で作業すると思うので、上の写真のように入れましょう!

で、前のスプロケカバーを付け、最後にチェーンの張りを調整をしたら、終了〜♪(*゚▽゚)ノ

 


●効果

加速が非常に良くなりました(^▽^)/
それに燃費も回復しましたよ♪

でも、交換直後は音がかなりうるさかったんですよね。。( ̄Д ̄;;
最初、速度を上げると凄い異音が…!!
ビックリして、どっかに当たってるんじゃないかと思って確認しましたが、何ともありませんでした…
しばらく走ると(100kmほど)、だいぶ音も減りましたが、未だに少しうるさいです。( ̄~ ̄;)
チェーンが馴染んでなかったからでしょうかねぇ。。
まぁ、走行には支障はないので、捨て置きます(^▽^;)

作業はたぶん3時間あればできるんじゃないでしょうか?
自分は2日にまたがってしまいましたが。。( ̄へ ̄|||)
それなりにメンテレベルは高いですが、不可能なメンテでは決してありません。
やる人は頑張ってみましょう!(^ー^)ノ


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