フューエルチューブ交換


フューエルチューブは、ガソリンをタンクからキャブレターに送るホースです。
このホースが劣化していると、ガソリンが漏れます…( ̄Д ̄;;
バイクカバーを取ったとき、『なんかガソリン臭い…』なんてときは、このホースの劣化があるかも知れません。
ガソリンが漏れてるのにそのまま放置していると、朝起きたらチューブに結晶がびっしり…なんてグロテスクな状態になるかも。。(-_-;)

何年も交換していない場合は、是非交換してみましょう!(^ー^)ノ


●交換時期


・チューブが劣化している場合
・チューブからガソリン漏れがある場合


●用意する物

・フューエルチューブ(KITAKO製:内径8mm 外径12mm \735)※コックから分岐までに使用。純正品は廃盤。

・フューエルチューブ(HONDA純正 部品番号:95001-7509040 \115,16199-KY6-004 \309)※分岐からキャブに向けてのもの。

・クリップ(HONDA純正 部品番号:95002-02120 \36x4)※使いまわしでもOKだと思いますが。。
 


・レンチ<12>
・±ドライバー
・ラジオペンチ
・耐油チューブ
(フロートからのガソリン抜きに)
・ニッパー or ハサミ or カッター(チューブの切断に)
・シリコングリス(チューブの取り付けがとても大変だったら)


●作業

1.フューエルチューブを外す

まず、タンクを外します。
こちらを参照に。

因みに、このフューエルチューブの交換は、キャブレターを取り外さなくても可能です。
でも何年も外してないと固着しているので、取り外して行った方がやりやすいと思います(^-^;
取り外すときは、コックOFFの状態から、エンジンをかけて暖気します。
そうするとキャブ内のガソリンを使ってくれるので、フロート室からガソリンを抜かなくても大丈夫だったりします。
でも、残っていてこぼれる可能性もあるので、耐油チューブを使って抜いちゃったほうが安全ですけどね(^^;


コックです。
奥のがフューエルチューブ ですね。
これを交換します。

このチューブの先は、どうなってるかと言うと、、、

こんな感じにキャブに付いてます。
左に伸びてるのがコックに繋がるチューブですね。

拡大すると↓

こんな感じに分岐して、左右のフロート室にガソリンが行くようになっています。

で、このキャブに繋がってるチューブを引っこ抜きます!
ちょっと大変ですけど、頑張って抜きます(。--)ノ

途中経過。。
別にエアクリの受け皿は外さなくても大丈夫です。
この時は、キャブのOHをしていたもんで。。
まぁ無い方が楽ではありますけどね。
チューブは結構引きにくいですが、−ドライバーを隙間に押し込んで、てこを使ってやると外れてくれます。
写真のT字のジョイントはそのまま使うので、傷付けないように気を付けましょう(^ー^)ノ

外したチューブを見てみると。。
・コック〜ジョイントまで

アレ…全然平気。。
弾力性もあり、まだまだ使えそうな感じでした(^-^;
でもこの写真で、社外品(KITAKO製)のチューブと純正品のチューブの内径の違いが分かりますね。
純正品は壁が2層になっていて、強度が高そうです。。
ま、廃盤になっちゃってるんで手に入れられなかったですから仕方ないですね…(ーー;)

・ジョイントから曲がって外に付くやつ(手前にくるやつ)

ピントが合ってませんが、ちょっと劣化が見られますね。。( ̄ヘ ̄;)ヤッパリ...

・ジョイントから真ん中に行くやつ(3つ上の残ってるやつ)

何じゃこりゃーーー!!!( ̄□||||!!
と言いたくなるほど劣化が激しいです…
原因はコイツでしたね。。
こりゃ漏れますわ( ̄Д ̄;;



2.フューエルチューブを交換する

さて、劣化したチューブを新品に交換しますが、まずはチューブを長さに合わせて切らなければなりません!
L字になっているチューブは長さが合ってますが、真っ直ぐのヤツは純正品でも切らなければなりません。
長さを合わせて切りましょう!

もちろん社外品のフューエルチューブも切りましょう!
結構切りにくいですが、頑張りましょう!(* ̄0 ̄)/

少し長めに切った方がいいと思います。
でもこの写真のは長すぎました…(^▽^;)
因みに、写真のは金属バンドが付いていますが、気のせいです目の錯覚です!(^▽^;)
あと、コックに付くやつには、なんかゴムの腹巻が付いているので、それも取り外して付けましょう。
どれほどの意味があるか分かりませんが…(^-^;
で、切り終えたら、社外品のは金属バンド  社外品は付属のクリップ、純正品は新品の純正クリップを付けておきましょう。
まぁ古くても大丈夫だと思いますが、一個36円なんで替えちゃっても良いかも。。

切り終えたら次は装着!

まぁこれは、難しくはないですね。
でもかなり入れにくいので、頑張って入れましょう!( ̄0 ̄)/

こんな感じに付きました!※この写真は既に車体に取り付けてます

で、キャブに繋いだらバイクに取り付けます!

もう一度言いますが、コックに繋ぐチューブは長過ぎたんですよ。。
あと、何度も言いますが、金属バンドは目の錯覚です!

で、最後にタンクにチューブを繋ぎましょう!
…と、これまた非常に入れにくい。。

頑張って押し込んでいきましょう。
新品なんで硬いですが、一度入れれば次は楽に取り外しが出来るようになります(^ー^)ノ

で、最後にコックをONにすると、ガソリンが流れてくれます☆
漏れがないかを確認して 大丈夫だったら、終了〜☆(^▽^)/

 

(追記:2010/3)
金属バンドで止めていたら、ガソリンが漏れてきていました…( ̄Д ̄;;
思い切り締めても、チューブクリップのように綺麗な円にならないからなんでしょうね。。
内径が純正品は7.2mmぐらいに対し、社外品は8mmだったので、付属のクリップじゃ漏れてくるだろうとバンドにしたのが裏目に…(ーー;)
しっかりと漏れをチェックしてから付ければよかったです…
因みに、水を入れてチェックしてみると↓

金属クリップはものの見事に漏れています(^^;;

で、付属のクリップにしてみると↓

見事に漏れませんね。。
このチューブクリップというものの優秀さを知りましたよo( ̄ー ̄;)ゞ
因みに、これは水を入れて、さらに空気を吹き込んで圧を加えてみたあとのものなので、まず漏れることはないでしょうね。
皆さん、チェックは手を抜かずにしっかり行いましょう(^▽^;)


●効果

ガス臭さが無くなりました♪(*´∇`*)
あとガソリンの無駄遣いもなくなりました!C=(^◇^ ; ホッ!


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